葛飾八幡宮千本公孫樹

ＪＲ本八幡駅、京成八幡駅、都営地下鉄本八幡駅、何れからでも徒歩3～5分という交通至便な市街地なのに車で訪問した。入口が分かり難くて探すのに苦労したが、駐車場も完備している有り難い宮である。葛飾八幡宮は、平安時代初期に宇多天皇の勅願により京都の石清水八幡宮を分祀し建立されたという歴史を持つ古社。本殿に向かって右側に立つ大イチョウは古くから神木とされ、江戸名所図絵にも名木として登場しているという。樹齢1200年、樹高22m、幹周10.8mは千葉県最大のイチョウで、全国でも有数のイチョウの巨樹である。落雷で損傷したといわれる主幹を囲んで多数の枝幹が密着して寄り集まり、一株として立ちあがっている様子から千本イチョウと呼ばれているという。今年の黄葉を見るには今日は最高のタイミングであった。