( 訪問・撮影日　2008.2.14 )　

阿自賀神社に幹周５．５ｍと記されたスダジイが存在しているとの情報を得、まずは鈴鹿市須賀1丁目にある阿自賀神社を訪ねてみた。 しかし該当する樹を見つけることはできず、そのまま忘れ去っていた。　それから２年ほどたったある日、安塚にある阿自賀神社を訪ねる 機会があって、こんなにも見事なスダジイと偶然にも遭遇することができたのでした。 昔、私にとってはこの周辺の道路は通いなれた道で、こんもり茂った社叢の存在も目にはしていた。 しかし、道路から少し引いた場所にある神社には縁が無かったので一度も立ち寄ったことはなく、社名すらも知らなかった。 水鳥の群れが泳ぐ安塚池の畔に鎮座する阿自賀神社は広々とした恵まれた環境の中にあり、今も安塚集落の人達の心の支えの場になっている様子が ここかしこに見受けられる。 阿自賀神社は延喜式神名帳に伊勢国 河曲郡鎮座と記されている古社で、市内に跡地なるものも存在している。 それとは別に「阿自賀」と称するこの神社の由緒は不詳ですが、江戸時代は高賀神社と称し、明治６年に村社 神明社と改称し、 その後の明治４２年に阿自賀神社と改称したという経緯があるそうです。

樹齢不詳、樹高１５ｍ、幹周５．５ｍは県下有数のスダジイ