( 訪問・撮影日　2008.2.14 )　

内部川を境にして鈴鹿市と隣接する四日市市堂ケ山町の県道６３２号線沿いに、こんもりと茂った「堂ケ山神明社」が鎮座しています。 社殿の右前方に立つ大クスは、内部川の沖積地に広がる堂ケ山町の集落が発祥する以前から自生していたと伝承されている大樹で、 推定樹齢８００年、樹高３３ｍ、印象に残る巨大な根周りは約２２ｍ、目通り幹周７．３ｍ、枝張りは東西約３７ｍ、南北約２５ｍに広げ、 私が居住している四日市市内では最大の巨木だとされています。 樹は地上５ｍほどのところから大きな幹が南北に分岐していますが、昔は樹高４２ｍを誇っていたといわれる北側の太い幹が落雷を受けて損傷し、 今は全体的に枯れてしまっています。 重量感のある主幹を見る限り、堂々としたクスノキの巨樹ですが、今は南側に張り出した太い支幹にも枯損した枝が多く見られるようになっており、 残念ながら樹全体にも少し衰えが感じられます。