( 訪問・撮影日　2010.7.10 )

新潟市北区の阿賀野川右岸、海抜ゼロメートルといわれる平坦な田園地帯に「高森の丘」と呼ばれる小高い独立した丘があり、森をなしている。 海抜18mほどの丘の頂上には薬師堂があり、その一段下がった所に稲荷神社が鎮座し、その前方に立派な大ケヤキが立っている。 「高森の丘」全体は公園整備され、駐車場にトイレ、噴水や簡易展望台などもあり、ゆったりとくつろげる場所になっている。 高森の大ケヤキは、推定樹齢1200年、樹高20m、根周り12.4m、幹周10.0mと記されて、新潟県下有数のケヤキとして新潟県の天然記念物に指定されている。 板根を広げた太い主幹には玉石のような瘤が多数あり、外見上の特徴になっている。 近年、樹勢に衰えが見らられたということで、県・市・地元自治会の三者で養生工事を行い、現在ではかつての勢いを取り戻すことができたといわれている。