( 訪問・撮影日　2003/4/21 )

沖縄自動車道、許田ＩＣから国道58号線を7kmほど走って名護の中心街を抜けると２１世紀の森公園名護野球場がある。 ここで国道58号線は右折するが、そのまま直進して国道449に入る。 2kmほど先で屋部川を渡った直後の右手に屋部小学校がある。 校庭の南側に生育している数本のディゴの中に目だって大きな２本の木がある。 樹齢は屋部小の創立と同じとして110年、樹高9.5m、目通り幹周3.4m、枝振りは長いところで14mほどはある。 樹下には運動用具が置かれ、独特の屈曲を持つ枝もまた子供たちの遊具となっている。 この木は、運動場として根元まで踏み固められた環境の変化によるものか、最近は花付きが少なくなってしまったようだ。

ディゴ(梯姑)

初夏を迎えると、真紅の花を咲き誇るディゴは、マメ科の落葉高木でインド原産、熱帯各地に植栽され沖縄では特に学校、 公園などの公共施設の緑化木として多く植栽されています。初夏の青空を背景に映える真紅の花はオオゴチョウ、サンダンカとともに琉球の三大名花といわれ、 ディゴは県を象徴する花として、昭和42年に沖縄県花に指定されています。