( 訪問・撮影日 2011年06月03日 )

伊吹山の南西麓にある道の駅「伊吹の里」から県道40号線を5kmほど走ると、上板並地区に入る。 ほどなく左手を流れる姉川の川向うにある「板並ふれあいセンター」に向かう橋がある。 その橋を渡って左、左へと道なりに進んで行くと野外キャンプ施設に突き当たり、その先に道は無くなる。 仕方なく 50mほど引き返したところの畑に人が見えたので尋ね、すぐそこの小川に沿って少し上った所にあると教わる。 全く標識が無いので、もし、人に出会わなければ大変な苦労をするところだった。 神社の境内とはいえ、原生林と化したかのような空間に、異様ともいえる姿、雰囲気を醸したイチョウの古木が立っている。 根元の主幹よりも上部で枝分かれして太くなり、そこから乳柱がたくさん垂れている。
樹齢400年以上、樹高30m、幹周7.0m、約20本の乳柱が下がっていると記されたイチョウで、特大ではないが、個性的な姿は特筆できる。