ヤクスギランドから淀川登山口に向かって安房林道を約６ｋｍ走ると標高１２３０ｍに立つ紀元杉に会うことができる。 観光バスも通る道路のすぐ下にあるため、屋久島の中で最も大勢の観光客が訪れる有名な巨木のひとつです。 推定樹齢が３０００年と言われるに相応しい樹容をした樹で、幹の上部は白骨化して頂部は枯損しているため樹高は１９．５ｍにとどまってはいるが、 目通り幹周８．１ｍの主幹は堂々とした風格があり実寸以上の大きさを感じさせてくれる見事な樹です。 根元は雨に洗い流され根が露出している。現在は根元に見学者用の木製のデッキが配されて、根の保護が行われている。 強雨の中での見学だったので、上部の詳細は分らなかったが着生の多さに特徴のある樹だと言われており、ヤマグルマ、ヒノキなどは着生とは思えぬほどの大きさがある。