世界遺産に認定されているヨセミテ国立公園は世界有数のスケールを持った渓谷美で知られる観光地であるが、 その公園南ゲートからさほど遠くないところに「マリポサ グローブ」と呼ばれるジャイアントセコイアが群生している森があり、 この巨木スポットにも多くの観光客が訪れる公園になっている。 この公園内に聳え立つ「グリズリー ジャイアント」は、ヨセミテのマリポサグローブ を代表する巨樹として有名で、 この樹の樹齢はなんと2700年、樹は幾度もの落雷による損傷を受けているために、 樹高は６２ｍほどにとどまり、かなり傾いた状態で立っているが、幹周は２９ｍにも及ぶ大物である。 直径が２ｍもあるといわれる太い枝を 腕のように振り上げている姿がなんとも印象的である。 グリズリーとはアメリカに生息する 巨大な灰色熊のことで、おそらくそのイメージから呼ばれるようになったのであろう。 左の写真が背面側から近づくときに見える全景で、人影と比べると、その大きさが測れる。 下の写真が正面で、焼け焦げた空洞とその立ち姿が貫禄があって印象に残る。

グリズリージャイアント正面

無題