( 訪問・撮影日 2006.11.10 )

中央自動車道・瑞浪ＩＣを下りて国道19号線に入り10Kmほど東進した所にある釜戸交差点を左折、 旧中山道を道なりに4Kmほど進むと旧大湫宿(おおくてしゅく)に到着する。 街道を右側に少し進めば直ぐに大杉が目に入る。 「大湫神明神社の大杉」は樹齢1200年、樹高36m、目通り幹周11.0mと記された大杉で、 根元から5mほどの高さで分岐する部分にある瘤や膨らみが特に巨大なため、近くで見上げたときのボリューム感には圧倒される。 この杉は昔から大湫宿のシンボルとして旅人にも親しまれてきた樹で、今も宿場町の風情を残した街道筋に往時の姿のまま悠然と聳えている。 江戸時代中期の文人、狂歌師である 蜀山人(1800年頃)の旅日記にも「 駅の中なる左のかたに 大きなる杉の木あり 木のもとに神明の宮たつ 」と書かれている。