( 照蓮寺の桜　訪問・撮影日 2003.05.06 )

照蓮寺の桜　と　光輪寺の桜

東海北陸自動車道の荘川ＩＣを下りて国道156号線を白川郷方向に北上すると御母衣湖畔中野展望台に立つ有名な「荘川桜」に会うことが出来る。 照蓮寺の桜と光輪寺の桜、この二本の桜は、今は電源開発によって湖底に沈んだ中野集落にあった照蓮寺及び光輪寺の境内からこの地に移植されて、 見事に活着した桜です。 1960年に敢行された、難しいといわれた巨桜の移植に成功したテレビ ドキュメントを見て感動したが、 改めてこの樹のそばに立ち湖畔を眺めると新たな感動が湧いてきました。 昨年の素晴らしかった満開に比べ、今年の荘川桜は、残念ながら、全体の30%程度しか咲きませんでしたと地元の人が話しておられました。 ただの観光桜ではない素晴らしい物語りを持った名桜です。来年に期待しましょう。

( 光輪寺の桜　 訪問・撮影日 2003.05.06 )

　進歩の名のもとに 古き姿は次第に失われていく だが 人の力で救えるものは
なんとかして残してゆきたい
　古きものは古きがゆえに尊いのである

このような理念を基に多くの人々を動かした 高崎達之助翁 の言葉が記念碑に刻まれていました。