( 訪問・撮影日 2005.01.26 )

天下分け目の合戦で有名な関ヶ原には多くの史跡が残されていて、「不破の関跡」近くの松尾には「福島正則陣跡」がある。 福島正則は秀吉に仕え、賤ヶ岳の戦で「七本槍」の筆頭として活躍した勇猛果敢な武将です。 関ヶ原では 三成憎しの念から東軍の先鋒として松尾の春日神社に陣を敷いて西軍の宇喜多隊と対陣、奮闘力戦のすえにこれを破った。 この陣跡となる春日神社(月見の宮)に関ヶ原合戦屏風図にも描かれているという大杉が立っている。 樹齢800年、樹高25m、目通り幹周5.8mと記された古木で、合戦をつぶさに見てきたであろう生き証人として何かを語りたげな様子で陣跡に聳えている。 樹勢は衰えているが、武人として名を馳せた福島正則の陣跡に相応しい樹形をしている。