( 訪問・撮影日　2007/04/24 )

関越自動車道・月夜野ＩＣを下りて国道17号線を2kmほど南下して恩田西信号を左折、ＪＲ上越線を超えて200mほど先で左折、 300mほど先にある案内表示に従って細い道に入ればよい。 「荘田神社の大イチョウ」は、樹齢1000年、樹高55m、目通り幹周9.7mと記された県指定天然記念物で、 群馬県内では２番目に大きいイチョウだといわれている。小枝の茂り具合から見て樹勢は良さそうで、樹幹からは気根が垂下しており、立派な風格を備えている。 現在は主幹上部が折損して背が低くなったと言われているが、樹高はまだ30m以上はありそうだ。 940年頃のその昔、三峰山麗の豪族であった利根平八が平将門討伐軍に加わり平氏の若者を一人連れて帰り、 当地の井土上に館を建てて住まわせて、諏訪神社を館の守護神として祀った。このイチョウはその頃に植えられたものだと伝えられている。 荘田神社は明治の末期までは諏訪神社と呼ばれていたために、「諏訪の乳イチョウ」との別名もあるという。