( 訪問・撮影日　2007/04/23 )

関越自動車道・前橋ＩＣから国道17号線に移って東進、市街地を抜けて左折したところから6.5km先の田口町交差点で右折、 県道101号を700mほど東に走ると、右手に大カヤの表示板がある。 金網フェンスで囲まれたカヤノキが立つこの地は個人所有地で、金沢家の私有地になっているが、 門は開放されておりカヤノキ見学のための出入りは許されているようだ。 ここは地元の旧家 金沢氏の先祖が1749年に邸外に諏訪神社を奉祀し、大樹であったこのカヤを神木とされていた。 だが諏訪神社は明治の後期に村内にあった赤城神社に合祀され、カヤノキだけが残された。 それ以降は金沢家が旧境内地とこの大カヤを大切に守ってこられたそうである。 この樹は昔から日本有数の大カヤとして知られる著名な巨木で、 樹齢1000年、樹高24m、目通り幹周8.1mと記された国指定天然記念物である。 古木ではあるが樹形を崩すこともなく枝葉も良く茂り、渋い風格を漂わせた素晴らしいカヤである。 尚、この樹は新日本名木百選にも名をつらねている。