( 訪問・撮影日　2006/12/02 )

京都御苑は、京都御所等を囲む東西約700m、南北約1300m、面積約63haの広大な公園で、外周は石積み土塁で囲われている。 苑内には、約5万本といわれる樹木が生育し、古都京都の中心部にあって広大な緑の空間が残されている。 園の中央部分に「凝華洞跡」と示された標識があり、その傍らに大きなイチョウが聳え立っている。 樹高24m、 幹周 5.28mと記されたイチョウで、近郊では最大のものだとされている。 最近に枝打ちがなされた様で、すっきりとした姿になっているが、個性豊かな立ち姿はなかなか見事なものである。 「凝華洞跡」とは京都御所南門の傍にあった屋敷で、京都守護職・松平容保が「禁門の変」といわれる長州軍の攻撃を受けた際の戦いの最高責任者が、 指揮を執った場所跡である。
苑内を巡って、見つけた樹を以下に紹介。
・宗像神社のクス　・御苑の松　
・御苑のケヤキ　・御苑のクス