(訪問・撮影日 2012年4月26日)

島原港フェリーターミナルから国道５７号線を８ｋｍほど北上、島原鉄道・松尾町駅近くまで来ると「有明の大クス」と書かれた案内表示がある。 標示にそって２００ｍほど入った所にある民家(森本家)の庭に長崎県下最大とされる「松崎の大楠」が聳え立っている。 ブロック塀に囲まれた民家の庭の中に立ち、屋敷を覆いつくさんばかりに聳え立つクスは道路からも見ることはできるが、 訪問者が自由に観察出来るように配慮されたものと思われる、道路から直接入れるアルミの門扉が設けられているので勝手に入れさせていただいた。 中に入ると、ちょうどご主人がお庭の掃除をされていたので挨拶をして許可を得る。 主幹は地上３ｍ付近から大きく３本に支幹を振り分けて、屋敷全体に形よく枝を広げており、樹勢はすこぶる良さそうに見える。 樹齢１０００年、樹高３１ｍ、幹周１３．０ｍと記された県指定天然記念物である。 場所がらカメラのアングルは限定されたものになるが、致し方なし。