「応神天皇御降誕地」と刻まれた大きな石碑が建つ宇美八幡宮の境内に足を踏み入れると、 大きなクスの巨木が至るところに立っているのには驚かされる。 それら各々のクスは単独で捉えても結構な巨木に認定できそうな樹もある。 そこで福岡県は、宇美八幡宮のこの地は、古くは「蚊田」と呼ばれていたことから、境内にある国指定天然記念物の「湯蓋の森」と「衣掛の森」 以外に存在する25本の大きなクスの一群を「蚊田の森」と呼称して県指定天然記念物にしている。 衣掛の森と湯蓋の森の存在感があまりにも大きいために目立たないが、大クスの中で姿かたちが良く、 写真撮影が容易な代表として選ばせていただいたのがこの一本である。 この樹の幹周等のデーターは不詳ではあるが 5〜6ｍクラスの樹だと思う。 ちなみにデーター上には 5ｍ〜10ｍ範囲の樹が10本存在しています。