( 訪問・撮影日　2007.12.17 )　

豊受大御神を祭る「豊受大神宮」は、天照大御神を祭る皇大神宮を「内宮」と言うのに対して「外宮」と呼ばれている神宮であります。 今からおよそ１５００年前のこと、雄略天皇が天照大御神のお食事を司る御饌都神(みけつかみ)を丹波国から迎え、 高倉山を背にしたこの地に祭られたと伝えられています。
　外宮駐車場そばの北御門口から入って参道を進むと、右手に神馬が飼われている御厩があって、 そこから右に折れる脇道があり、ちょうど散歩の時間だったのでしょうか、白馬を曳いた人がその道に出て行きました。 その御厩の後方には巨大なクスが立っているのが見えますが、高い板塀で囲われているので中は見えず、 しかも立ち入り禁止の表示があるので残念にも近づくことはできません。　仕方なく白馬が出ていった脇道を辿っていくと、 その道中には写真で紹介するような幾多の大クスが生い繁る素晴らしい世界がありました。 道半ばほどに度会国の守護神を祭る「度会国御神社」があり、更に進むと、五十鈴川河口の守り神で 明治時代にここに再興されたという「大津神社」があり、その先の道は閉ざされていて入れませんでした。