( 訪問・撮影日　2008.4.14 )　

国道42号線・熊野市役所前から2.5Kmほど先の立石南信号を右折して国道311号線に移り、 そこから6Kmほど走ると神木(こおのぎ)地区に入ります。国道が大きく南にカーブする公民館の手前で右折して、 細い道を川沿いに進んでいけば、周囲が全て低木のみかん畑になっているので、突出したイヌマキが聳え立っているのが目に入ります。 かって、この場所には神社があったそうですが、明治時代に神社は合祀されて別の場所に移り、神社にあったこの イヌマキだけが残されたということのようである。 「神木のイヌマキ」は環境省の調査によって、樹高20m、目通り幹周5.65mと記されて、イヌマキ としては全国第二位の巨木だとされるようになりました。 地域として誇れる樹木で、しかも天然記念物でありながら無管理ともいえるような放置状態にされているのは感心できませんでした。 久しぶりの訪問でしたが、以前に見たとき以上にイヌマキの占有地が少なくなっており、元気そうではありましたが、 地元の特産品であるミカンに攻め込まれて、いかにも窮屈そうにしているように見えました。