伊勢自動車道・松阪 ICを下りて、県道５９号線を4.6Km南下して国道１６６号線に乗って、そこから奈良方面に18.6Km走ると、 国道沿いに飯南高校があります。 この校門から神社のような杉並木を通り抜けて校舎に向かうという特異な立地になっていますが、その右手側には広い芝生広場があり、 その中央部にお目当てのハナノキが一樹だけで立っています。　ハナノキは赤く色づいて見ごろになっており、 この日は快晴の日曜日とあって芝生広場には多くの見物客が詰めかけて賑わっていました。 ハナノキはカエデ科の落葉高木で、愛知・岐阜・長野県の境界近くに限り自生している木で、移植されたと思われるこの木は樹齢９０年、 樹高25ｍ、幹周り４.４ｍと記された、樹形の良い見事な大樹です。 ハナノキという名前は3〜４月に咲く花に由来して名付けられていますが、花は小さくてそれほど美しくありません。 だが秋の紅葉は見事なもので、美しい事で知られています。愛知県では県の木に指定されています。