皇大神宮(内宮)の別宮にあたる伊雑宮(いざわのみや)は志摩市磯部町の上之郷駅の西方にある大きな神宮で、 一般には「いぞうぐう」とか「いそべさん」と呼ばれており、この地で知らぬ人はない大宮である。 伊雑宮は皇大神宮別宮の中にあって とりわけ高い格式を誇っているのは、毎年6月24日に行われる、 日本三大御田植祭のひとつと云われる神事「伊雑宮御田植祭」によってである。 伊雑宮の社叢は広大で、クスノキを主とした大きな森であるが、環境省のデーターでは樹高40m、目通り幹周8.6mと、もう一本 樹高38m、幹周6.45mという二本のスギが記されている。 このスギは拝殿後方の森の奥に二本が並び立っているが、目通り実寸はここまでの大きさはないようだ。 現在は防災管理上この森への立ち入りが禁止されているので、残念ながら今はもうここに入ることはできなくなっています。