員弁町坂東新田の水谷重昭氏宅庭園の桜は古くからヤマザクラの珍種として知られていましたたが、 １９９８年に員弁町が調査したところコノハナザクラであることが判明した。 コノハナザクラはヤマザクラの変種で、本樹を含めて日本に４本(京都府亀岡市、三重県東員町２本)しかないという稀少種の桜です。 開花は４月下旬にヤマザクラより少し遅れて咲き、八重咲きで、花弁は細く、一つの花にめしべを２〜４本持ち、やや下向きにぶら下がるような形で咲きます。 この木は樹齢１４０年ほどの古木で、樹高１０ｍ、幹は根元から二本に分かれ太い方の幹は完全に空洞化してはいますが、樹勢は良く美しい見事な花をつけています。