( 訪問・撮影日 2012.10.20 )

大峰高原の七色大カエデの紅葉が見ごろを迎えたという新聞記事を目にして遠路遥々安曇野の地に駆け込 んだ。長野自動車道・安曇野ＩＣで下車、県道５１号線に乗って池田町に入り、案内標示のある池田５丁目 交差点で右折、後は道なりに７ｋｍほど進めば各所に案内表示が出ているので難なく到着できた。 標高１０００ｍという大峰高原の入口付近、浅いすり鉢状の草原の真ん中にポッコリと立つ「七色大カエデ」 は、樹齢２５０年ほどのカエデの大樹で、枝ごとに葉の色づき具合が異なり、日々変化して美しい紅葉の グラデーションを見せる不思議な樹だとして人気がある。 終戦直後この地に入った開拓団が、あまりに大きくて根こそぎ除去することができず、１ｍほどを残して 伐採したが、その伐り株から新しい枝が何本も生えて、今のような見事な樹形に成長したのだという。 樹高１２ｍ、根元幹周３．３ｍほどの見事なカエデで、１０年ほど前から紅葉の時期には遠方より多くの観 光客が訪れる人気の観光スポットになった。今や池田町の貴重な観光資源になっている。