( 訪問・撮影日　2022/7/24 )

名阪自動車道・山添ICを下りて旧25号線に移って大阪方面に2�qほど走ると沿道にそれらしき姿をした杉が目に入る。 根元から特異な姿をしたスギであるが、この巨杉はその根元に有る湧水井戸の背面に植栽された五本のスギが育ち、そのうちの4本が大きく育って 根元で融着合体したものだと言われている。樹齢は400年ほどとされ、樹高２６m、幹周は測り難い樹形をしているが、目通り幹周１０mほどあるとされている。 「井戸杉」という言葉がありますが、これは杉が自然に水を集める作用を利用して、井戸が枯れないように井戸の近辺にスギを植えたとされています。 このスギはまさに井戸杉で、その昔は伊勢街道上にあって、旅人の木陰にある水飲み場であって、そして標木にもなっていたことでしょう。