( 訪問・撮影日　2010.7.10 )

上越ＩＣから国道18号線を7kmほど南下、県道198号線に乗り移って道なりに12kmほど東進する。 櫛池地域生涯学習センター(元小学校)があるところで右折、県道を離れて櫛池川を渡ると、ほどなく大杉の標識があり、斜面に広がる木立の前面にそれらしき大杉が見える。 小高い丘のような高所にある八幡神社境内北側の斜面に立つ「櫛池の大杉」である。 樹は、樹齢800年、樹高30m、根回り9m、目通り幹周7.3mと記された県指定天然記念物で、遠望した時の丸味のあるこんもりとした全景は印象に残る姿をしている。 傾斜地に立つ樹木の特徴である末広がりの根は前後に伸び、しっかり大地を掴んではいるが、土の流出があるようなので、 簡易対策ではなく、遠い将来を考えた対策を講じる必要はありそうだ。損傷の少ない幹から密に枝葉を茂らせており、健康状態はすこぶる良さそうに見える。 だが、根元と共に神社の寂れ具合も気になるところだ。