国道１号線で鈴鹿峠のトンネルを超えてから5�qほど走ると 左手に「あいの土山」という名の道の駅があり、その対面に田村神社があります。 　その田村神社から大津方面に向かって１.５�q走った所に近江土山バス停があり、その北にある永雲寺に向かって７０mほどの道があります。 永雲寺は征夷大将軍 坂上田村麻呂が開創したとされていますが、戦火によって焼失し、後に臨済宗大徳寺派の僧が再興された寺です。 尚、永雲寺三世の天嶺和尚が、京都大徳寺より茶の実を持ち帰り、自園(高座園という)に播いて茶樹を栽培したのが土山茶の発祥の地になったと伝えられています。 　永雲寺のスギは特別な指定はなく樹齢不詳ですが、樹高27m、幹周5.6mと記された巨木です。　
安全を見越しての処置だとは思いますが、左上及び右下の画像で見るように大枝が切り払われており、少し不自然で残念な姿になっています。

　 ( 訪問・撮影日 2023年5月28日 )