( 訪問・撮影日 2004年9月14日 )

国道１号線・ＪＲ甲西駅の近くにある針交差点から南西方向1.5kmほどにある美松山（びしょうざん）の南西斜面一帯に約200本ほどのウツクシマツが群生している。 主幹がなく、根元から多数の支幹が放射状に分かれて立ち上り、折りたたんだ傘を逆さにしたような特異な樹形をしたアカマツの変種である。 この松が自生しているのは日本でここだけという貴重なマツで、ウツクシマツの群生地として国の天然記念物に指定されている。 大きなものでは樹齢300年、樹高20m、幹周りは4mほどのものがあり、名前のとおり美しく、見栄えのよい松である。