(訪問・撮影日 2004年4月22日)

吉野川の中流域、伊予街道(１９２号線)を西に走って東みよし町役場を過ぎたあたりから右手に注意を払っていると、 田畑の真ん中に一樹、森と見間違えそうな大クスの樹冠が見えてくる。 加茂の大楠は樹齢１０００年、樹高２５ｍ、目通り幹周１３ｍと記されて、全国に広く知られたクスノキで、 その雄大な繁茂ぶりは実に見事なものです。 　樹は高さ３ｍ付近から多数の太い枝を四方に広げ、その枝張りは東西４６ｍ、南北４０ｍにも及ぶほどの樹冠を広げています。　 その雄大で壮麗な姿からクスの典型的な繁茂を遂げた樹としての評価を受け、国の特別天然記念物に指定されています。 東みよし町は町の象徴としての誇りを示しているかのように、樹の周辺を公園のように整備し、駐車場、子供の遊具、 憩いの場としてのベンチ等も設けています。