(訪問・撮影日 2004年4月20日)

金毘羅さんで名高い香川県琴平町、金刀比羅宮参道入り口近くにある観光バス乗降場のロータリーのど真ん中にセンダンの大樹が聳えている。 樹齢300年、樹高18m、目通り幹周6.85mと記された国指定天然記念物で、全国でも大きさでは筆頭クラスに挙げられるセンダンの巨木です。 下方にあった大枝を折損したようだが、現況の枝張りは若々しく、風格のある主幹は堂々としており大変素晴らしい。 このセンダンはその昔この地が墓地だった頃に育ったようだが、近来になって幼稚園となり、 そして今はバスロータリー・駐車場という幾多の環境変化を経てきているようだ。 周辺の舗装に際しては排水や通気に充分な土壌に対する保全策が行われており、樹勢は良好だとの事だが、町中の一本樹、 黄色く熟した果実をアスファルトの上に落として散乱している現況を見ていると遠い将来に心配がよぎります。 尚、この樹は新日本名木百選にも名を連ねています。