(訪問・撮影日 2004年4月21日)

樹齢3000年を刻み、古来より「日本一の大杉」を名乗ってきた「杉の大杉」は、高知自動車道・大豊ＩＣを出て、 国道32号線を1.5Kmほど南下したところの「道の駅大杉」からから少し入った「八坂神社」の境内に聳えている。 この大杉は、南大杉、北大杉と呼ばれる二本のスギからなっていて、二本の根が連理していることから夫婦杉との呼び名もあるようだ。 南大杉の方が大きくて、樹高60ｍ、目通り幹周15mを測り、北大杉は樹高57m、目通り幹周11mと記されている。 どちらの樹も幹の痛みが激しく満身創痍の感があり、何故か木とは相克関係にある金属板によって派手に補修が行われているので、 見た目に少々の違和感がある。 しかし、根元に立って見上げた時のその姿は巨大で、凄まじいほどの迫力があって圧倒されてしまう。 この樹は国指定特別天然記念物である。境外に出ると、このスギに祈願をしたという美空ひばり伝説を語る記念碑が置かれている。