( 訪問・撮影日　2005年3月 )

磐田市街から国道１号線(旧)に入って3kmほど東進すると、磐田バイパスと合流する三ケ野ＩＣがある。 初めての者にとっては少々解りづらい車線変更だが、ここで県道413号線に入って太田川を渡ると袋井市との市境にある西島地区があり、 この旧東海道筋にあたる地に須賀神社がある。 後方から拝殿を抱きかかえるようにして立つ「須賀神社の大楠」は樹齢500年、樹高15m、目通り幹周9.5mと記されて市の指定天然記念物になっている。 太い主幹の上部で分岐して聳えていたと思われる三本のうち太い二本を失っているので、往時からすれば樹冠は小さくなっているのだろう。 しかし、両脇から出た太く逞しい枝幹は大手を広げるような形で横に伸び上がって繁茂している。 一ツ目玉の大入道を連想させるようなポッカリと空いた巨大な節穴が印象に残る。