( 訪問・撮影日 : 2008/ 7/17 )

真室川町から県道35号線を南下して鮭川村に入り、庭月交差点で右折して県道を進んで鮭川村小杉に入るとあとは「トトロの木」の標識が案内してくれる。 トトロの木の本名は「小杉の大杉」という鮭川村の天然記念物であるが、テレビでトトロの木と紹介されてから多くの人が訪れるようになり、 根強い人気で、すっかり村のシンボルになってしまった。 地元では手作りの看板を立てたり、駐車場、更に木道や休憩ベンチまで設け、懸命に対応している。 「小杉の大杉」は、樹齢700年、樹高20m、根周り6.3m、枝張り17mと記された町指定天然記念物、 元々は縁結びのご利益がある「夫婦杉」として祭られていたようだが、今や完全にトトロに乗っ取られてしまった。 ふっくらとした丸い大きな胴体とトレードマークの２本の先端、外見は単純でソフトな樹に見えるが、根元から内側を見るとイメージは一変する。 このスギは日本海側のウラスギに属するもので、最上峡谷に群生する天然杉と同種のもの、幹は複雑に分岐し、枝は複雑に絡み合っている。