( 訪問・撮影日 2010/11/27 )

中央自動車道・八王子ＩＣを下りて、およそ40km、1.5時間ほどを駆けて東京都の最西北端にある奥多摩町氷川を訪ねた。 多摩川と日原川が交わる地点の氷川にＪＲ青梅線終点となる奥多摩駅があり、奥多摩町役場もここにある。 ここは江戸時代、甲州と結ぶ青梅街道の氷川宿として栄えたところで、その街道沿いにある奥氷川神社入口に背の高いスギが聳えているのが見える。 名前の通り３本の杉が根元で癒着して一体化した樹のようで、樹齢は700年、樹高50m、幹周7.5mと記される都指定天然記念物である。 各々の幹はまだ細く端麗な樹容のため、三本合わせた迫力もいま一つと感じるが、背の高さから東京都内では有数のスギだとされている。