相賀神社は国道４２号線から相賀駅に入る相賀南交差点の角にあり、国道沿いに高々と盛り上がった社叢は東紀州を訪れるたび、 何時も車窓からも目にしている風景である。 相賀は、熊野古道ウォーキング コースの起・到点の一つにもなっているので、この神社が相賀のランドマークになっているのだろう。 始神峠越えでここまでやってきたと思われる熟練装備をした外国人男女がこの神社の手水舎でしばし休息をとり、次の馬越峠に向かって元気良く出ていった。 我々先人の姿を外国人に見せてもらったひとこまである。神社拝殿の両側にほぼ同じ大きさのスギが美しい姿で立っている。 環境省の巨木リストには、この社叢から５本のスギが載せられているが、似たような大きさ、姿かたちをしているので特定することは難しい。 おそらく写真のものだと思うが、最大の樹は樹高３５ｍ、幹周り５．５８ｍと記されている。 何れも真直ぐに伸びた幹は若々しく見事なもので、拝殿の左奥にはクスの巨木も見受けられる。