伊勢湾岸自動車道・湾岸長島ICを下りて左折、県道7号線を２００m北上したIC北交差点を左折すればすぐ右手にナガシマファームがある。 　このナガシマ ファームには１万�qの海路を経てスペインから日本に移送され、三重県長島の地に移植された樹齢２０００年というとてつもない存在感を持ったオリーブの巨樹がナガシマファームのシンボルツリーとして存在している。 「樹齢２０００年 オリーブ大樹」と呼称されるこの樹は、スペインのカタルーニャ州タラゴナ県で生育していたファルガという品種のオリーブで、樹齢は２０００年以上とされており、幹周は５.８m と記されている。 これだけの古木の移植は並大抵の技術では敢行できないが、この度の移植は大成功を収めている。 ２０２０年２月にスペイン バルセロナ港を出港、４０日後の３月に名古屋港に着き、４月に移植作業が行われ、活着の確認が出来た２０２２年１１月にお披露目されている。　 日本側では大成功だったが、一方のスペインではローマ時代から生きてきた国の宝とも言えるオリーブの古木を移植販売するのを禁止すべきだとする法律が２０２０年６月に施行されたので、この度日本で行われた移植が、最初で最後のオリーブの大樹となる事でしょう。